【仮想通貨】GUSD(Gemini dollar)/Gemini発行のステーブルコイン
- 2018.09.25
- アルトコイン
ウィンクルボス兄弟が運営する仮想通貨取引所Gemini(ジェミニ)が2018年9月10日に米ドル1体1の比率で連動するステーブルコイン・Gemini dollar(GUSD)がニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)に認可されたと発表がありました。
GUSDはイーサリアムベースのERC20トークンで、世界初の規制された米国規制当局の監査と組み合わせた物で、ューヨーク州金融サービス局(NYDFS)等の監督下で業務を行います。
アメリカの銀行で流通するものを使い、米ドルの残高が十分にあるのか「独立した機関で登録済みの上場監査法人」が毎月確かめるそうです。
ウィンクルボス兄弟は、GUSDは従来の銀行システムと仮想通貨のシステムのギャップを埋める事が出来るとも言われてます。
ただ、規制されたステーブルコイン・GUSDに対して、異論を唱える人たちもいます。
なぜなら、GeminiがERC20Proxyコントラクトを使用して、いつでもすべてのアカウントをフリーズするか、全トークンを送金させないようにする事が出来るからです。
アメリカの銀行の法規制に従おうとすると監視機能が必要であるが、仮想通貨は中央集権的な管理がないのが特徴であるから、批判する声も分かります。
ただ、マネーロンダリングやテロリストの資金調達等の犯罪等にかかわる不審な資金の入出金には有効だとは思います。
GUSDの仕組み
GUSDを取得する場合、ニューヨークの信託会社ジェミニ・トラスト・カンパニー・エルエルシーによって発行され、Gemini アカウントから米ドルを引き落とし、指定されたイーサリアムのアドレスにGUSDが送られます。
逆に米ドルに交換する時は、保管されているアメリカの銀行からGUSDに対応分の米ドルに交換して、Gemini アカウントに米ドルを振り込んでもらいます。
GUSD取扱い取引所
日本人はGemini取引所には登録はできませんが、GUSDを売買した人はBiboxで取引する事が出来ます。
・ETH / GUSD
・BIX /GUSD
現在、取引ペアはイーサリアムと Bibox トークンの2種類のみとなっています。
9月16日から取引が開始されましたが、CoinMarketCapの方にはまだ載ってませんね。
まとめ
米ドルと連動しているステーブルコインでは、他にTUSDやUSDT があります。
USDT(テザー)は本当に資金に裏付けされているのかという疑惑はありますが、一番取り扱い取引所が多く、ほとんどの取引所で取り扱っていて使いやすいですよね。
ただ、TUSDは信用に裏付けされたコインとして信用度も高く、現在はBinanceやBittrex等でも取り扱っているので、私はBinanceでフィアットに退避させたい時にはTUSDに換えたりします。
また、TUSDはイーサリアムベースのERC20トークンなので、メタマスクやマイイーサなどのウォレットで保管する事が出来るので、USDT と違って自分のウォレットで管理できるのがいいです。
GUSDだと取扱い取引所がBiboxのみなので、現在はあまり利便性がよくないぁなと思います。
しかし、取り扱い取引所が増え、取引量も増えてきたらGUSDもありだなとは思いますが。
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