BinanceがOmniベースからERC20ベースのテザー(USDT)へ変更/注意点

BinanceがOmniベースからERC20ベースのテザー(USDT)へ変更/注意点

7月上旬にBinanceでのテザー(USDT)の入出金がOmni(オムニ)ベースから、ERC20ベースのアドレスへと変更されました。

国内の取引所を使っていれば、テザー(USDT)を持つことはないのですが、海外の取引所で取引していて一旦フィアットにしたい場合は、よくUSDTに交換したりします。

今まで海外取引所では、OmniベースのUSDTを取扱っていたので、違う取引所に入出金する場合は、特に気にする事はなかったのですが、OmniとERC20ベースではブロックチェーンが違う為、入出金時に気を付けなければなりません。

例えば、OmniベースのUSDTからERC20ベースのUSDTへ送金する場合、送れないばかりか、もしかしたら失ってしまうかもしれません。

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OmniとERC20ベースUSDTの違い

 

Omni(オムニ)ベースUSDT

ビットコインのブロックチェーンを使用し、1または3から始まるアドレスになっています。

下記は、CoinExのUSDTの入金画面で、OmniとERC20が選べるようになっています。

ERC20ベースUSDT

イーサリアムのブロックチェーンを使用し、0xから始まるアドレスになっています。

 

BinanceでUSDTを入出金する時に気を付ける事

 

現在、BinanceでのUSDTは、すべて自動でERC20ベースのUSDTになっていますが、以前OmniベースのUSDTを入金している場合は、そのアドレスを使って、Omni-USDTを入金する事が出来ます。

そして、Binanceに入金されると、そのUSDTはERC20ベースのものになります。

Omniベースのアドレスがない場合は、他の取引所からOmniベースのUSDTを送れないので、一旦他の通貨BTCやETHなどに交換してから送らないといけません。

また、Binanceから他の取引所にUSDTを送る場合は、ERC20ベースのUSDTをサポートしている取引所のみ送る事が出来ます。なので、サポートされていない場合は、入金時同様、他の通貨に換えてから他の取引所に送ります。

入出金どちらもですが、アドレスの頭が何から始まるかを確認してから送りましょう。

 

Binance以外にもERC20ベースのUSDTをサポートしている取引所があります。

 

ERC20ベースのUSDTサポート取引所

 

Huobi

Bitfinex

Kucoin

OKEx

Poloniex

CoinEx

 

そして、OmniとERC20ベースU以外のブロックチェーンを使用したUSDTもあります。

 

TRONベースのUSDT

 

TRONベースのUSDTを扱っている取引所は、あまりないかもしれませんが、Poloniexでは3種類のブロックチェーンを使ったUSDTの入金をサポートしています。

 

 

アドレスは、Tから始まります。

 

USDTでは、Omniベースが26億ドル、ERC20ベースが5億ドル、TRC20が3800万ドルが発行されいて、断然Omniベースが多いのですが、今後はERC20ベースのUSDTが増えてくるのではないでしょうか。

今までだと取引所に置いておかないとダメでしたが、ERC20ベースのUSDTだとレジャーナノやトレザーなどのハードウォレットで保有する事が出来るのもいいですね。

USDTの入出金時にはアドレスの頭が「1または3」から始まるOmniベースか、「0x」から始まるERC20ベースかを確認してから送って下さいね。

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