マイイーサウォレット(MyEtherWallet)から送金出来ない/ガスの設定

マイイーサウォレット(MyEtherWallet)から送金出来ない/ガスの設定

マイイーサウォレットから送金しようとした時、イーサリアムやトークンが何度しても送金出来ない時ありませんか。

そんな時、「Warning Error」とか「Out of Gas」っていう表示が出来てきますね。

マイイーサから送金する時は、送金手数料として「ガス」が必要で、そのガスはイーサリアムから支払らわれるのですが、そのガスが足りないって事なんです。

ガスは、Gas Price(ガス価格)とGasLimit(ガス量)をかけたものから算出されます。

 

ガス手数料=ガス量(Gas) × ガス価格(Gwei)

 


(メタマスクのガス設定画面)

 

 

なので、送金できない場合、ガス設定を変えてあげなければなりません。

 

ガスの設定

 

Gas Price(ガス価格)

 

Gasの最小単位は、weiとなります。

1 wei = 0.000 000 000 000 000 001 Ether

1 Kwei = 0.000 000 000 000 001 Ether

1 Mwei = 0.000 000 000 001 Ether

1 Gwei = 0.000 000 001 Ether

ガス価格の設定はマイイーサの右上から設定できます。

 

 

規定値は41GWEIとなっていますが、詳細を押すとガスについての詳しい情報が書いてあります。

また、ETH Gas StationでEthereumネットワーク上でのガス価格、取引の確認時間等を知る事が出来ます。

 

GasLimit(ガス量)

 

ガスリミットとは、送金時に使用する使ってもよいガス量の最大値の事です。

トランザクションに必要なガスの単位は、ブロックチェーン上で実行されるコードの量によってすでに決まっているので、十分なガスを支払なければ送金する事が出来ません。

 

 

21000は標準取引のガス制限で、イーサリアム(ETH)を送金する場合は、21000gasで送金出来ます。

しかし、ERC20トークンを送る場合は、GasLimit(ガス量)を上げないと送金する事が出来ません。

最近、2種類のトークンを送金しましたが、21000gasでは何回しても送金は出来なく、50000gasもダメでした。

ERC20トークンの場合、GasLimit(ガス量)を70000~100000gasに設定するとちゃんと送金する事が出来ました。

 

また、取引手数料はマイナーの報酬になるので、送金を急いでいる場合は多くの手数料を払うと送金処理が早くなります。

 

Dropped

 

トランザクションインフォメーションでDroppedとありますが、ネットワークがビジーの状態の時に頻繁に出てくるそうです。

ネットワーク上で以前に送金されたトランザクションは、接続されたネットワークから削除されます。つまり、ブロックチェーンのブロックに含まれないという事になります。

ガスの手数料が低すぎるのが原因です。

 

 

送金した後、一番下に出てくる緑のバーの所にある「Verify Transaction」をクリックすると、トランザクションの詳細画面に飛び、現在の状況を見る事が出来ます。

 

 

送金した時、「Out of Gas」も表示されなく緑のバーが出て普通に送金したつもりだったのですが、Droppedになっていて送金できていませんでした。

私はメタマスクからログインしたので、メタマスクの画面でもDroppedが確認できます。ガスリミットを増やして、送金し、無事Confirmedになりました。

 

 

まとめ

 

イーサリアムはガスリミットが21000でも送金が早かったです。

ERC20トークンの場合だと、トークンの種類にもよるかもしれませんが、70000~100000で送金出来ました。

送金できない時は、GasLimit(ガス量)の数量を増やしてみて下さいね。

増やしても、何十円分の手数料が増えるだけなので、安いと思います。

 

 

〈スポンサーリンク〉