BinanceがOmniベースからERC20ベースのテザー(USDT)へ変更/注意点
- 2019.07.29
- アルトコイン
7月上旬にBinanceでのテザー(USDT)の入出金がOmni(オムニ)ベースから、ERC20ベースのアドレスへと変更されました。
国内の取引所を使っていれば、テザー(USDT)を持つことはないのですが、海外の取引所で取引していて一旦フィアットにしたい場合は、よくUSDTに交換したりします。
今まで海外取引所では、OmniベースのUSDTを取扱っていたので、違う取引所に入出金する場合は、特に気にする事はなかったのですが、OmniとERC20ベースではブロックチェーンが違う為、入出金時に気を付けなければなりません。
例えば、OmniベースのUSDTからERC20ベースのUSDTへ送金する場合、送れないばかりか、もしかしたら失ってしまうかもしれません。
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OmniとERC20ベースUSDTの違い
Omni(オムニ)ベースUSDT
ビットコインのブロックチェーンを使用し、1または3から始まるアドレスになっています。
下記は、CoinExのUSDTの入金画面で、OmniとERC20が選べるようになっています。
ERC20ベースUSDT
イーサリアムのブロックチェーンを使用し、0xから始まるアドレスになっています。
BinanceでUSDTを入出金する時に気を付ける事
現在、BinanceでのUSDTは、すべて自動でERC20ベースのUSDTになっていますが、以前OmniベースのUSDTを入金している場合は、そのアドレスを使って、Omni-USDTを入金する事が出来ます。
そして、Binanceに入金されると、そのUSDTはERC20ベースのものになります。
Omniベースのアドレスがない場合は、他の取引所からOmniベースのUSDTを送れないので、一旦他の通貨BTCやETHなどに交換してから送らないといけません。
また、Binanceから他の取引所にUSDTを送る場合は、ERC20ベースのUSDTをサポートしている取引所のみ送る事が出来ます。なので、サポートされていない場合は、入金時同様、他の通貨に換えてから他の取引所に送ります。
入出金どちらもですが、アドレスの頭が何から始まるかを確認してから送りましょう。
Binance以外にもERC20ベースのUSDTをサポートしている取引所があります。
ERC20ベースのUSDTサポート取引所
Huobi
Bitfinex
Kucoin
OKEx
Poloniex
CoinEx
そして、OmniとERC20ベースU以外のブロックチェーンを使用したUSDTもあります。
TRONベースのUSDT
TRONベースのUSDTを扱っている取引所は、あまりないかもしれませんが、Poloniexでは3種類のブロックチェーンを使ったUSDTの入金をサポートしています。
アドレスは、Tから始まります。
USDTでは、Omniベースが26億ドル、ERC20ベースが5億ドル、TRC20が3800万ドルが発行されいて、断然Omniベースが多いのですが、今後はERC20ベースのUSDTが増えてくるのではないでしょうか。
今までだと取引所に置いておかないとダメでしたが、ERC20ベースのUSDTだとレジャーナノやトレザーなどのハードウォレットで保有する事が出来るのもいいですね。
USDTの入出金時にはアドレスの頭が「1または3」から始まるOmniベースか、「0x」から始まるERC20ベースかを確認してから送って下さいね。
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