【仮想通貨】米ドルに連動したペッグ通貨(ステーブルコイン)の比較/価格差の違いは!?
- 2018.11.02
- アルトコイン
ペッグ通貨テザー(USDT)を発行するTether社が発行量に対して同数の米ドルを保有していないという疑惑が常につきまとっていました。
先月、Tether社がバハマで運営されているDeltec銀行に準備金(米ドル)が預けられていると匿名で報じられていたのですが、実際にDeltec銀行と提携したことが明らかになりました。
それによってDeltec銀行がTether社を調査し、テザー社が裏付けされた米ドルの資金を保有していることを証明する公式文書を発行されました。それにより、市場で取引されているテザー(USDT)よりも5000万ドル(約56億円)以上も多かったそうです。
しかし、その公式文書には銀行責任者などの名前がない、公式スタンプ(印鑑)が押されてない、10月の時点での残高しか書かれていないなど不安が完全には払しょくされていません。定期的にDeltec銀行での調査が行われるようですが。
現在いくつかの米ドルに連動したペッグ通貨(ステーブルコイン)が発行され、取引がされていますが、その価格差はどうなっているのか調べてみました。
ペッグ通貨(ステーブルコイン)の価格比較
※ランキング上位順に載せています。
Tether (USDT)
TrueUSD (TUSD)
USD Coin (USDC)
Paxos Standard Token (PAX)
Gemini Dollar (GUSD)
価格差を見てもらったら分かると思うのですが、2千億円の時価総額とこの中で一番取引量の多いTether (USDT)が米ドル=1$で連動していなくて、他の通貨と比べて少し安いんですね。TrueUSD (TUSD)やGemini Dollar (GUSD)、Paxos Standard Token (PAX)は1ドルなのですが、Tether (USDT)は0.98ドルになっています。
2018年11月1日の一番高い時の価格を表にしてみたので見て下さい。
Tether (USDT) | 1.02ドル |
TrueUSD (TUSD) | 1.04ドル |
USD Coin (USDC) | 1.02ドル |
Paxos Standard Token (PAX) | 1.04ドル |
Gemini Dollar (GUSD) | 1.07ドル |
その時々で常に価格は変動をしますが、面白いのが、取引高8億弱のこれらのペッグ通貨の中で一番取引高の低いGemini Dollar (GUSD)が、11月1日の一番高い価格では1.07もの上昇を見せました。
これはそれぞのペッグ通貨(ステーブルコイン)への信頼度に由来されているものなのかなと見えます。
Gemini Dollar (GUSD)の記事を1か月程前に書いたのですが、以前より取扱い取引所が増えています。
今では、Bibox以外に、 OKExではGUSD/USDT、GUSD/BTCの取引ペアで、CPDAX、 BCEX等他にも取扱い取引所が15ほど増えてて、これからも取引所が増えていくのではないでしょうか。
これらのことから、ペッグ通貨(ステーブルコイン)の価格差は信用度が大きく作用しているように思います。Tether (USDT)が他のペッグ通貨との価格差を埋めるには疑惑が払しょくされ、信頼を回復しなければならないのではないでしょうか。
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